なんどもなんども恋をする(1)
小さい時はあんなにキレイに星が見えてたのに、いつの間にか星は見えなくなってしまった。
代わりに私はイヤらしいネオンの光に囲まれて、女子高生好きの中年オヤジと援交している…。
セックスと恋愛の乖離した世代に捧ぐ、「清く、美しく、やるせない」短編集。
好きな人にはカノジョがいる。
ココロもカラダも繋がれるのならそれが1番いいけれど、もしそうじゃないなら、私は身体だけでも繋がりたい。
自分で望んだことなのに、こんなにむなしいのはなぜ? セックスと恋愛の乖離した世代に捧ぐ、「清く、美しく、やるせない」短編集。
「愛」を「セックス」にたくしてしまうのは、きっとみんな安心してしまいたいから。
目に見えないものより、現実におこっていることの方が、それに自信がもてるから。
私は自分があんまりアタマ良くないって知ってるけど、あたしが間違ってるなんて、誰にも言えないと思う――。
「ばかではかない少女たち」に捧ぐ、繊細な愛の短編集。
セックスだけが先行して、気持ちの置き場が定まらない十代の少女たち。
不安定で未熟な彼女達は、心の喪失を体で埋めようとする。
ひたむきに愛を求める、その不器用な必死さは、自分にも、周りにも、消えない傷を付けていくことを知っていながら――。
「ばかではかない少女たち」に捧ぐ、繊細な愛の短編集。
日増しに大きくなるその執着心を怖れ、中川は高崎に別れを告げた――はずだった。
「ホント間抜けだよ、オレと本気で別れられると思ってるんだから…」。
どこまでも追いかけてくる束縛の鎖。
逃げられない! 一生、あるいは永遠に――。
なのになぜ、想いとは裏腹に躯が熱くなるのだろう――。
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